精神疾患を持っていると、日々の生活が難しく感じられることもあるかと思います。しかし、どんな状況でも、誰にでも「ストレングス(強み)」があり、それを見つけ活かしていくことが回復への大きな力となります。
ストレングスとは?
ストレングスとは、その人が得意なことや、これまでの人生で頑張ってきたこと、そして生活の中で役立つ力のことです。たとえば、料理が得意なことだったり、楽器を演奏してきた経験だったり、他の人に優しくできることなどもストレングスです。ストレングスは、何も大きなことではなく、小さなことでも構いません。自分が好きなこと、できることに焦点を当て、それを少しずつ取り戻していったり、より好きになったり、よりできるようになったりしていくことで、前向きな変化を感じられるようになります。
スタッフの視点で
この記事を書きながら、スタッフである私自身も自分のストレングスについて考えてみました。いろいろなジャンルの映画を観てきたこと、文章を書くのが得意なこと、他の人の話を聴くのが好きなことなどが自分では思いつきます。他の人の意見を聞いてみると、きっと別のことがらが出てくる、とも思います。
訪問看護の役割
訪問看護では、みなさんが持っている「ストレングス(強み)」を一緒に見つけ、それを活かすお手伝いをしています。自分の力を信じて、一歩ずつ進んでいきましょう。