ハピネス訪問看護ステーションは「精神科に特化した」訪問看護ステーションです。近年、精神科に特化した訪問看護ステーションが全国的に増加してきています。本日のブログでは、訪問看護ステーションが精神科に特化することで得られるメリットについてお伝えしていきます。


1. 精神科特化の訪問看護ステーションが求められる背景

まず、精神科に特化した訪問看護がなぜ必要とされるのかをお伝えします。
厚生労働省のデータによると、精神疾患を抱える方の数は年々増加しており、うつ病や統合失調症、双極性障害などの患者数が増加傾向にあります。
一方で、病院の病床数削減や地域包括ケアの推進により、地域で暮らす療養者の支援体制が求められています。
ここで重要な役割を果たすのが、精神科に特化した訪問看護ステーションです。私たちは、医療機関と地域・家庭をつなぎ、精神疾患を有する方が在宅で安心して暮らせるための支援を行っています。

2. 精神科に特化するメリット

(1) ご利用者・家族からの信頼を得やすい

精神科に特化することで、スタッフが精神疾患についての深い専門知識と経験を持つことになります。
ご利用者やご家族は「専門性が高い人にみてもらえている」という安心感を抱きやすくなります。特に、精神疾患特有の症状や薬の副作用、生活上の課題に対応するスキルは、信頼を築く大きなポイントです。

(2) 地域のニーズに応えられる

精神疾患は慢性化することが多く、医療だけでなく生活支援が求められる分野です。訪問看護ステーションが精神科に特化することで、地域の中で孤立しがちなご利用者に寄り添う支援ができます。

(3) 医療・福祉関係機関や行政機関からの信頼が高い

精神科訪問看護の専門性が高まると、医療・福祉関係機関や行政機関からも頼られる存在になります。
保健所や保健センター、地域包括支援センター、相談支援事業所、就労移行支援事業所、訪問調剤薬局、訪問診療を行うクリニック等との連携がスムーズになることで、ご利用者により質の高いケアが提供できます。

(4) スタッフのやりがいと成長

精神科に特化することで、看護師としての専門スキルが磨かれます。精神疾患特有のケアや危機管理能力を身につけることで、エキスパートとしてのキャリアを形成することができます。また、ご利用者が症状を安定させ、少しずつ生活が良くなっていく姿を見守ることは、非常に大きなやりがいとなります。看護の本質である「その人らしい生活を支える」という点に立ち返ることができる場です。

以上が訪問看護ステーションが精神科に特化することで得られるメリットとなります。ハピネス訪問看護ステーションは精神科に特化した訪問看護ステーションとして、地域でその役割を果たすことができるよう努めていきたいと考えています。