ハピネス訪問看護ステーションでは、質の高い支援を提供するため、毎週木曜日にスタッフ全員で研修を行っています。本日は「認知症ケア」をテーマに研修を実施しました。
▶︎認知症ケアの重要性
認知症は加齢とともに発症リスクが高まり、記憶障害や判断力の低下、感情のコントロールが難しくなるなどの症状が現れます。訪問看護の現場でも、認知症の方への対応が求められる場面が多く、適切なケアを提供するための知識と技術が不可欠です。
▶︎研修の内容
今回の研修では、認知症の基本的な理解から、日常生活での具体的なケア方法、コミュニケーションの工夫について学びました。特に、以下のポイントを重視しました。
1. 認知症の種類と特徴
アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、血管性認知症など、それぞれの特徴を理解することで、適切な対応が可能になります。
2. 認知症の方とのコミュニケーション
• 相手のペースに合わせて話す
• 否定せず、共感的に対応する
• 視覚的・聴覚的な刺激を活用する
これらの工夫をすることで、不安や混乱を軽減し、安心感を持ってもらうことができます。
3. BPSD（認知症の行動・心理症状）への対応
認知症の方は、幻覚、妄想、興奮、抑うつなどのBPSDを伴うことがあります。原因を探り、環境調整や適切な声かけを行うことで症状の悪化を防ぐことができます。
▶︎今後の実践に向けて
今回の研修を通じて、認知症の方への理解が深まり、より質の高いケアを提供できるようになりました。今後も継続的に研修を行い、スタッフ一同、専門性を高めていきます。
