ハピネス訪問看護ステーションは、精神科に特化したステーションとして、日々心と体の健康を支える訪問看護サービスを提供し、皆さまの生活に寄り添うサポートを行っています。今回は、当ステーション事業部長の中村が「働く人の自律神経の整え方」というテーマで、就労移行支援事業所JOTサポート神戸三宮駅前様にて講座を行いましたので、その様子を報告します。
働く上で重要な要素のひとつが「健康」です。特に「心の健康」を支えるのが自律神経です。自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、これらがバランスよく働くことで、心と体の健康が保たれます。
しかし、現代社会では仕事や人間関係のストレス、生活リズムの乱れなどから、自律神経が乱れがち。特に、就労を目指している方や働いている方は、無意識のうちに緊張状態が続くことも多く、体調不良や心の不調につながることがあります。
講座では、こうした背景を踏まえ、なぜ働く人が自律神経を意識的に整える必要があるのか、具体的に自律神経を整える方法は何かをわかりやすく解説しました。
自律神経を整える具体的な方法
中村からは、日常生活の中で手軽に取り入れられる方法がいくつか紹介されました。例えば、以下のようなアプローチです
1. 深呼吸やストレッチ
→ 自律神経は呼吸と深く関わっており、ゆっくりとした深呼吸や軽いストレッチで副交感神経が優位になります。
2. 質の良い睡眠を心がける
→ 決まった時間に寝起きすることや、寝る前にリラックスする習慣をつけることが大切です。
3. 日常に「好きなこと」や「楽しみ」を取り入れる
→ 自分がホッとできる時間や、心から楽しいと思える活動は、ストレスを軽減し、自律神経を整える効果があります。
これらの方法は、特別な道具や場所がなくても、日常生活の中で意識するだけで取り入れられます。
グループワークで「私のリラックス法」をシェア。
講座の後半には、参加者同士で「自分がリラックスできる方法」についてシェアするグループワークを行いました。「私にとってのリラックス法って何だろう?」と、参加者の皆さまが真剣に考えながらも、和やかな雰囲気で意見を交換。
発表された意見の中には、
• 一人カラオケで大声を出す
• ウィンドウショッピングで気分転換をする
• 好きな音楽を聴いて心を落ち着ける
など、個性豊かなリラックス法が次々と出てきました。どのグループも笑顔があふれ、和気あいあいとした雰囲気で、参加者同士の距離も自然と縮まったように感じました。
ハピネス訪問看護ステーションの取り組み
私たちハピネス訪問看護ステーションでは、心と体の健康を支えながら、就労を目指す方へのサポートに力を入れています。働くことは「自立」や「社会参加」を実現する大切なステップですが、生活リズムが整わなかったりストレスで心や体が不調になるといった壁にぶつかることも少なくありません。
こうした課題を乗り越え、「自分らしく働く」ことができるよう、訪問看護を通じてサポートしつつ、就労移行支援事業所との連携も深めています。今回のような講座は、皆さまが健康的に働き続けるためのヒントを得る機会として、今後も積極的に開催してまいります。
自律神経を整えて心も体も健康に
就労を目指す皆さまにとって、健康は何よりも大切な土台です。今回の講座でお伝えした「自律神経を整える方法」が、皆さまの日々の生活やお仕事に役立てば幸いです。ハピネス訪問看護ステーションは、心と体の健康をサポートしながら、皆さまが自分らしい一歩を踏み出せるよう、これからもお手伝いしていきます。