ハピネス訪問看護ステーションは、神戸市垂水区を拠点とする精神科に特化した訪問看護ステーションです。私たちは、ご本人の「自分らしさ」を大切にした支援を提供することをモットーにしています。その中でも特に重視しているのが「ご本人が納得した形でサービスを利用していただくこと」です。
精神科訪問看護は、医療や福祉の一環として、生活面や精神的なサポートを行う非常に有用なサービスです。しかし、それを始めるにあたり「周りの支援者が勧めるから」や「家族が心配しているから」という理由だけで利用を決めてしまうと、ご本人が主体的にサービスを活用できなくなる可能性があります。
私たちは、精神科訪問看護が「支えられるサービス」であると同時に「ご本人が自立を目指すための力になるサービス」であってほしいと考えています。そのためには、周りの意向だけではなく、ご本人がしっかりと納得し「自分の選択」としてサービスを利用していただくことが何よりも重要だと思っています。
◎当事者に直接情報を届ける取り組み
こうした考えのもと、ハピネス訪問看護ステーションでは、当事者の方々に直接精神科訪問看護について知っていただける機会を積極的に作っています。精神科訪問看護というサービス自体、まだまだ知られていない部分が多く、利用を検討される際にも「どんなことをしてくれるのか」「自分にとって役立つのか」という具体的なイメージが湧きにくいという声をよく耳にします。
そのため、私たちは地域の医療・福祉関係機関との連携を深めながら、研修会や講座、勉強会などのイベントを通じて精神科訪問看護の具体的な内容や活用法について広く情報発信を行っています。これらの機会を通じて、当事者の方がサービスのメリットや活用方法を直接知り、自分に合った形で利用を考えられるようにサポートしています。
また、家族会との連携も非常に重要な取り組みの一つです。当事者のご家族が精神科訪問看護について理解を深め、安心してサポートに関わることができるよう、家族会に参加したり、個別相談会を設けたりすることで情報を共有しています。ご家族もまた重要な支援者であり、当事者が主体的にサービスを利用できる環境づくりのパートナーなのです。
◎SNSやブログを通じた情報発信
さらに、SNSやブログといったオンラインでの情報発信にも力を入れています。ハピネス訪問看護ステーションのブログやSNSでは、最新の活動報告やイベント情報、コラム記事などを通じて、精神科訪問看護についての理解を深めてもらうための情報をタイムリーに届けています。
オンラインでの情報発信は、地域に住む当事者の方々だけでなく、遠方の方や初めて精神科訪問看護を検討している方にもアプローチできる手段です。特に、SNSは気軽に情報に触れられるため「精神科訪問看護に興味はあるけれど、まだ利用を迷っている」という方にも役立っています。
私たちはこれからも、ブログやSNSを通じて、精神科訪問看護に関するリアルな情報を発信し続けることで、一人でも多くの方が自分らしい生活を取り戻すためのきっかけを提供したいと考えています。
◎最後に
ハピネス訪問看護ステーションは、精神科訪問看護の利用を単なる「支援を受ける行為」としてではなく「自分で選択し、自立を目指すためのステップ」として考えています。そのために、当事者に情報を直接届けること、納得した上でサービスを利用してもらえることを最優先にしています。
今後も地域やオンラインでの活動を通じて、精神科訪問看護の魅力や可能性を広く伝えていきます。もし精神科訪問看護に興味がある方や、具体的な利用を検討されている方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。あなたの「自分らしい生活」を一緒に考え、サポートさせていただきます。